『Bold』など各メディアは、「ナントのクラウディオ・ラニエリ監督は、クラブの会長を批判した」と報じた。
今季ナントの監督に就任したラニエリ監督。序盤は固い守りとFWエミリアーノ・サラの好調で上位に進出した。
しかしこのところは勝利から見放されており、最後に勝利したのは3月10日のトロワ戦。28日のリヨン戦でも2-0と敗北し、今年に入ってからのリーグ・アン16試合でわずか2勝しかしていない。
さらにラニエリ監督は先日行われたクラブ創立75周年を祝うセレモニーをドタキャン。彼は「駐車場が空いていなかった」と説明したものの、メディアでは「ヴァルデマール・キタ会長との関係が悪化しているからだ」と報告されていた。
そしてリヨン戦を終えたラニエリ監督は、『Canal+』のインタビューで以下のように話し、会長からの批判があることを明かした。
クラウディオ・ラニエリ
「もちろん、どんな会長でも批判をするものだ。試合に勝てていないときはね。
もし会長が私に満足していないのなら、彼がやれることは一つだけであろう」
記事によれば、ヴァルデマール・キタ会長は、結果だけではなく選手の起用法にも不満を持っているとのこと。
キャプテンを務めているDFレオ・デュボワは今季で契約が満了になるため、会長は起用しないよう求めている。
しかしラニエリ監督はそれを無視し、デュボワをリヨン戦でも起用していた。それがさらに対立を深める原因になっているという。
ラニエリ氏は次期イタリア代表監督候補の一人であると言われており、ロベルト・マンチーニ氏らよりもかなり安く契約できるとも言われる。
彼の去就はイタリアサッカー連盟も注目しているはずだ。