久保らしいセリフとは何か
ーーサカつくというと秘書が売りでもあります。
最初に芸能人の方を起用したのは僕ですね。サカつく6の時です。芸能事務所さんに話を持って、サカつくファンということで話が実現しましたね。皆藤愛子さん他6名の方に出演していただきました。
ところが、ゲームで現実にいる女性を作るのってすごい難しいんです。男性は立体的でしわや凹凸があります。ところが、女性はメイクもしていますし顔が色白、だけど二次元のキャラクター的にはできない。結構NGをもらいながら作った記憶があります。
ーー今回、スマートフォン向けで「プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド」という作品がリリースされます。誰か有名人が秘書になったりするのでしょうか?
実はかつて選手が引退して秘書になるということも考えたことあります。内田篤人選手が引退したら自チームの秘書になるみたいな。
ーー女性ファン大喜び的な(笑)。
今回は秘書ではないのですが、チーム内にいるベテラン選手という位置づけで久保竜彦選手が出演します。久保選手は初期に全員が使える選手になりますが長いこと使っていただけるようになっています。
今は久保選手っぽさを出すためにセリフを調整しています。久保選手は、ファンならみなさんご存知だとは思いますが寡黙な方です。とはいえ、「・・・」ではゲームにならないので、それはもう苦労しながら。
ーー今までの作品と何か違いはありますか?
今回、サターンやドリームキャスト時代を意識して作りました。最初のサカつくが出てきた時はJリーグ、そしてサポーターというものが誕生した時代でした。そこから、ゲームの過渡期にはJリーグのチームにもコアサポというものがでてきた。6や7の時はコアなファンに向けてゲームを作りましたね。
今回はスマートフォンというところで、幅広いユーザーの方に遊んでもらうために、あえて昔のシンプルだったテイストに近くしつつ、やり込んでいくとディープにというイメージで作っています。今までサカつくを遊んでいなかったかたにも触りやすいものになっていますので、ぜひプレイしていただけますと。
ーー本日はありがとうございました。
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