チッチは言った。

『ペレ、私がブラジル代表の監督になる機会があれば、そしてそこにしばらく留まるチャンスがあるのなら、2~3年をかけて競争できるチームを作っていきたい。誰もがお互いに理解できるように』

『残念ながら、私はあなたがプレーしていたような代表チームを作ることはできない。

かつては、プラジルのベストプレーヤーは国外でプレーするために出ていくことはなかった。ほんの少しの選手だけだった。

あなたですら、25年間のキャリアの殆どはブラジル国内でプレーしていた。ニューヨーク・コスモスに行ったときは、キャリアの終わりを過ごすために出ていっただけだった。

そのときには代表チームを運営することは簡単だった。選手も素晴らしかったのだから、より簡単だった。

現代の代表チームを構成するためには、いたるところにスカウトを派遣しなければいけない。世界のあらゆるところで3~4名のブラジル人選手がプレーしている。

今は難しくなっている。しかし、私は安定しているチームを編成したい』

私は、彼が言わなければならなかったことに好感を持った。彼が目標を達成できるよう、神に祈っている」

(2度目の股関節手術を受けたね?徐々に回復している?)

「良くなっているよ。ただ、ロシアのワールドカップでプレーすることは保証できないがね!

動きは戻り始めている。素晴らしいことだね」

ペレは先日出席した世界経済フォーラムで表彰を受けたものの、一人で立ち上がることは出来なかった。ただ、歩行器が到着すると、『これが私の新しい車だよ』とジョークを飛ばしたとのこと。

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