編集部S選出

▼昌子源(鹿島アントラーズDF)

クラブW杯2016で、圧巻のパフォーマンスを披露した昌子源。

準決勝のアトレティコ・ナシオナル戦ではチームの完封に貢献し、決勝ではあのロナウドを相手に見事なカバーリングを見せ存在感を示した。この1ヶ月間の活躍によって、自身が吉田麻也や森重真人に勝るとも劣らない存在であることを照明したはずだ。

鹿島の大先輩である秋田豊と比較されることもあるが、秋田は長年に渡ってハイパフォーマンスを持続させた。

昌子のポテンシャルが本物であるかは、今年以降に問われるだろう。


クラブW杯でのインパクトを考えると、少々スケールダウンした感もあるが、Jリーグを代表するセンターバックの一人としての地位を確実なものに。鹿島アントラーズではゲームキャプテンを任されることも多く、リーダーとしての責任感も増した1年となった。

また、日本代表では森重真人の長期欠場もあり、吉田麻也のパートナー候補に名乗り。来年はW杯本大会まで槙野智章とセンターバックの一角を争うことになるだろう。

編集部K選出

▼植田直通(鹿島アントラーズDF)

正直に言えば、先日までは瀬川祐輔か中島翔哉にしようかと思っていた。

しかし、クラブワールドカップで見せた活躍により、今年は鹿島が大きな注目を集める年になるはずだ。そのなかでもブレイクを期待したいのはこのセンターバックだ。

日本の弱点とも言われたポジションに、高い運動能力を備える彼が食い込んで来て欲しいところだ。


Jリーグ最終節まで首位を走ったチームにおいて不動のポジションを確保。シーズン途中にはキャリア初となる「故障離脱」も経験したが、すぐさま復活を遂げて高いパフォーマンスを見せた。

A代表にも10月の親善試合に招集され、12月に行われたE-1の中国戦で右サイドバックとして先発出場。念願の日本代表デビューを果たすなど、飛躍の一年を過ごした。