現在、日本で開催中のE1。国内組で構成された日本代表は北朝鮮、中国相手に2連勝を飾った。土曜日には韓国と対決する。
北朝鮮と中国戦では、スタメン7人を入れ替えた日本。そのなかでも驚きだったのが、植田直通を右サイドバックとして代表デビューさせたことだった。
第1戦では室屋成を右SBに入れたが、北朝鮮相手にハイボールの標的になっているようにも見えた。
では、ともにフル出場した2人にはデータ上でどのような違いがあったのか見てみよう。(データはSTATS社調べ、共同通信デジタル提供)
ボール奪取数:室屋 11回 vs 植田 17回
ファウル数/クリア数:室屋 3回/5回 vs 植田 1回/2回
タックル成功率:室屋 0%(0回中0回) vs 植田 100%(3回中3回)
空中戦勝率:室屋 50%(2回中1回) vs 植田 67%(9回中6回)
地上戦勝率:室屋 30%(10回中3回) vs 植田 100%(1回中1回)
守備における全てのチャレンジの勝率:室屋 33%(12回中4回)vs 植田 70%(10回中7回)
言うまでもなく植田はCBが本職であり、両者には10cmの体格差があることもあり、やはり守備的には植田がいいスタッツを記録していたようだ。
ポゼッション数:室屋 69回 vs 植田 62回
パス成功率:室屋 83%(総パス数53本) vs 植田 58%(総パス数53本)
前方へのパス成功率:室屋 82%(前方へのパス総数17本) vs 植田 50%(前方へのパス総数30本)
ボールロスト:室屋 21回 vs 植田 27回
流れのなかからのクロス成功数:室屋 16%(6回中1回) vs 植田 50%(4回中2回)
キーパス数(シュート直前のラストパス?):室屋 1回 vs 植田 1回
枠内シュート数:室屋 0本(シュート0本) vs 植田 0本(シュート1本)
こちらではやはり本職の室屋に軍配だろうか。ただ、データ上からは植田が果敢にチャレンジしていた側面も窺える。
当然ながら相手が違うために単純な比較はできないが、一定の指標にはありそうだ。韓国戦では果たして…。