コートジボワールの英雄で、チェルシー時代に全盛期を過ごしたディディエ・ドログバ。
39歳になった現在はアメリカ独立リーグUSLのフェニックス・ライジングでオーナー兼選手として活躍しているが、2018年限りで選手生活に別れを告げる意思であるという。
ドログバといえば代表通算65ゴールをあげた屈指の点取り屋で、その人格や人脈からアフリカでも絶大な支持を集める。
では、ドログバは「アフリカ史上最高の選手」なのだろうか?編集部に意見を聞いてみた。
編集部K
Q. ドログバはアフリカ史上最高の選手?
A. NO(サミュエル・エトー)
【コメント】
2005年からのコートジボワール代表が、アフリカの歴史上で「選手の実力なら」最強のチームだったとは思う。ドログバとトゥレ兄弟だけでなく、他にも多くのスターが生まれた。
ただ忘れてはいけないのは、彼らによる代表チームは何のタイトルも取っていないということだ。ワールドカップでは一度もGSを突破できず、アフリカ杯でも2015年まで優勝していない。その時、もうドログバはいなかった。
クラブレベルだけならばCLを3回獲得しているエトー、リヴァプールを支えたグロベラー、初のアフリカ人バロンドールであるウェアが上であるし、代表だけならばカメルーンをベスト8に導いたヌコノやミラ、184capにアフリカ杯4連覇のアハマド・ハッサンがいる。
というところで、バランスをとれば五輪金メダル、アフリカ杯2回、CL3回とどちらでもタイトルを取ってきたサミュエル・エトーを推したい。