20代前半の若さで現役引退を余儀なくされたマンチェスター・シティの若手選手の話を、『Dailymail』が伝えている。
その選手の名前は、ズィーナン・バイティキ。彼は1995年生まれの22歳。
コソボ出身で、オーストラリアやコソボのユース代表としても活躍していた逸材だった。2012年にシティに引き抜かれると、ジョゼップ・グアルディオラ監督からも評価を受けていたという。
昨季はオランダのゴー・アヘッド・イーグルスへ貸し出され、『週間ベストイレブン』にも選ばれた。だが、昨年末に心臓に問題があると告げられ、ロンドンで再検査を受けることに。
そこで、肥大性心筋症と診断された。心筋の一部が拡大して心臓の機能障害を引き起こすもので、若いアスリートたちの心臓突然死における主要な要因にもなっている病だ。
バイティキによれば、「もしプレーを続けるなら、心臓が止まる確率は4%。もしプレーを止めるなら、1%になると言われた」とのこと。これによって彼は現役引退を余儀なくされた。
ただ、今もシティで仕事を続けている。新たな業務はシティのローン選手たちを視察するスカウトだ。
ズィーナン・バイティキ
「(レンタル中の)選手たちを見て、レポートを提出し、彼らをサポートしようとしているよ」
「彼ら(シティ)がチャンスをくれたことに感謝しなければならない。
僕にとって世界最高の仕事はフットボールをプレーしてお金を得ること。2番目に最高なのは、フットボールを見てお金を得ることさ。
僕は本当に恵まれている」