オランダ屈指の名門であるPSVで、キットマン(用具係)を務めるマルセル・ホーヴァーさん。
"A road accident finished football for me but PSV found me a job." @PSV kitman Marcel Hover: https://t.co/tZvGIQ6cUD pic.twitter.com/vlq0fCY1w4
— SoccerBible (@SoccerBible) 2016年2月24日
クラブとともにほぼ40年間を過ごしてきた彼のインタビューを『SoccerBible』が伝えていたので紹介したい。
ークラブでの役割について教えてもらえますか?
「もちろんですよ。トップチームのキットマンになって2年目のシーズンになります。その前はアカデミーで12年間務めていました。
なので、このクラブでフルタイムとして14年間働いています。でも、実は40年間このクラブとともにあるんですよ」
ー最初はどういう形でクラブと関わり合いに?
「なんと言っても、私はずっとPSVのサポーターでした。で、6歳の頃からPSVでサッカーを始めて、19歳までアカデミーで育ちました。
19歳の時にバイク事故にあってしまって。そこで自分にとってのサッカーは終わったんです。
でも、このクラブはファミリーなクラブで、自分のことを留めておきたいと言ってくれたんです。『仕事を探すから』とね。
クラブは世話をしてくれて、新たなチャンスをくれたんです。誰もがサッカー選手になりたがる。PSVのアカデミー時代の自分もそうでした。でも、事故の後に他のことをしなければならないと悟ったんです。
U-9のチームでラインズマンとして(の仕事を)初めて、U-19までそれを続けました。またアカデミーでやってくのは変な感じでしたよ!」
ーどうやってトップチームのキットマンになったんですか?
「前のキットマンが引退して、この仕事に興味があることを申告したんです。ユースチームで長いことラインズマンをしていましたから。
土曜日の朝にクラブに行ったら、キットマンとコーヒーを飲む。誰もがそうしていたんです。
なので、私は彼から多くを学びましたし、すぐにその職を受け継ぐ準備が十分にできていました」