――「日本代表に入った時にどこまで自由が与えられるのか」というのも気になりますが、そこはやってみないと…ですね?
はい。やはり、今の代表でやるのは初めてなので。やってみないとわからないところが多いですからね。
ただ、今回参加するメンバーは、会ったことがない選手でも、こちらが一方的に知っている選手ばかりですから。「ガッツリ転校生」みたいにはならないと思います(笑)
――そして、対戦相手はブラジルとベルギーです。イメージは持っていますか?
いや、特にはないですね。強いなぁ~という程度です。
ただ、三年前のブラジル戦よりはやれると思います。
――たしかに、三年前に対戦したブラジルもあれから変わっていますからね。「またブラジルとやりたい」という気持ちは強くなっていますか?
いや、そこは、ブラジルだけではなく当然ベルギー戦にも出たいです(笑)
――最後にこれは個人的な願いになりますが、欧州移籍後はプレイスキックを任されることも多いですし、今の日本代表もキッカーが固定されているわけではないので、チャンスがあれば是非狙って欲しいです!
そこは任されたら頑張ります(笑)
こればかりは勝手に蹴ることはできないですし、チームが決めることですからね。
あくまでも「チャンスがあれば」で。
Qolyとしては、前回大きな反響を頂いて以来、約三ヶ月ぶりのインタビューとなったが、日本代表発表後に語られた彼の声はいかがだっただろうか?
筆者は、ヴィッセル神戸、ポーランドのシュロンスク時代からその実力を信じてきた人間ではあるが、今の彼には、より多くの人間を信じさせられる確かな力が備わっている。
チャンスメイカーとしてのセンスはもちろんのこと、自らの仕掛けで決定機を作り出す打開力と正確なシュート、チャンス時にゴール前に顔を出す得点感覚、プレイスキッカーとしての能力など、「攻撃的MFとしての総合力」は日本人最高峰。
現日本代表に不足している部分を埋めるだけの可能性を持った選手だ。
いざ試合となれば、ハリルホジッチが求める「守備への貢献度」や「球際の厳しさ」が一つの査定項目になってしまうかもしれない。
だが、その中でも欧州で研鑽してきた武器を十二分に振りかざして欲しいものだ。
W杯本大会まで残り約7ヶ月。「救世主」の登場は遅いぐらいである。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ