――シーズン開幕後、得点源と目されていたジーニョ・ガーノが移籍しましたが、代わりに急遽加入したイサーク・テリンが活躍して、現在リーグで得点王。また他にも移籍してきた選手たち活躍も目立ちます。

やはり、チームの雰囲気が良いからでしょう。

オーガナイズが非常に取れているので、シーズン開始後に加入した選手もフィットしていますし、補強も上手くいった感じがあります。

――シーズン開幕前に苦戦も予想されていた中でチームの総得点はリーグ2位ですし、「ハマった」時の得点力もすごいですよね。また、楽しそうにプレーしている姿も印象的です。

ですね。取れる時は本当に取れます。

「チームが出来てること」、「目指しているサッカー」、「味方のレベル」だったり、全体的に見ても楽しくやれていると思いますよ。

――選手のレベルということで言えば、例えば、森岡選手の後ろにいるダブルボランチのレベルの高さは目立ちます。

いや、あの二人は本当にすごいですよ。

一人(ヴィクトリアン・アングバン)はチェルシーからのローンだけあって力がありますし、もう一人(イブラヒマ・セック)はリーグで一番良いボランチだと思います。

――彼らのような選手が後ろにいることで、昨季まで所属したシュロンスク時代と比べて、プレーが変わった点はありましたか?

いや、そういうのはないですかね。基本的に僕がすることは変わらないので。

ただ、後ろから縦パスが入りやすくなった分、自分が下がってボールを受ける回数は減ったと思います。

――サイドには仕掛けられる選手がいますし、前節はヘディングでのゴールもありました。あのゴールを見てもそうですが、クロスからの得点機会はありそうですね。

はい。けっこうボールウォッチャーになる時が多いんですよね。なので、マークは外しやすい感があります。

――しかし、正直なところ、ここまでゴールを量産(14節終了時点で7得点)できると思っていましたか?

いや、全く思ってませんでした(笑)

正直、ここまでチームが良くなると言うか、チーム作りが上手くいくと予想していなかったので。

チームとして、スタートからコンセプトをブレずにやり続けられている点は大きいです。

――自身の役回りとしては、4-2-3-1のトップ下ですが、「ある程度自由を与えてもらっている」という感じでしょうか?

そうですね。そこまで縛りはなく、自由は与えてもらっていると思います。