第2位 インドネシア代表

潜在的なポテンシャル★★★★

インドネシアのルーツを持つ世界的なプレイヤーは、ジョヴァンニ・ファン・ブロンク・ホルスト(元オランダ代表)やラジャ・ナインゴラン(ベルギー代表)が著名である。インドネシアはオランダの植民地だった影響もあって、インドネシア系オランダ人が数多くいる。そのため、エールディビジに多くの選手が多数所属している状況だ。

具体的に名前を挙げるとフィテッセに所属しているナヴァロン・フォール(上記写真、元オランダU-21代表)はNEC時代に「ナイメーヘンのスナイデル」と評価された名手である。他にもトム・ヒアリエイ(フローニンゲン)、ジョーイ・スク(ゴー・アヘッド・イーグルス)、クサンデル・ハウトコープ(SCカンブール)らがいる。さらに、アヤックスの下部組織(U-19)に所属するヤスパー・テア・ヘイデもインドネシア系だ。

オランダ系以外だと、モロッコ生まれフランス育ちのドリス・フェトゥヒ(UAE2部アル・フジャイラSC、インドネシア国籍を取得しようとしたがすったもんだの末認められず)や、ユヴェントスの下部組織所属のエミル・アウデロ(イタリア系)などがいる。

実際に2012年にはエールディビジでも活躍したヨン・ファン・ビューケリンクがインドネシアの市民権を得てA代表に招集された。上述した選手たちがインドネシア代表に加わればイラン、オーストラリア、韓国、日本のアジア強豪国であっても簡単には勝てないだろう。

【次ページ】1位は意外すぎるあの国