『France Football』は15日、「セビージャのMFサミル・ナスリは、家族を侮辱されたことで退場に追い込まれた」と報じた。
先日UEFAチャンピオンズリーグのベスト16・2ndレグで対戦したレスター・シティとセビージャ。
その結果は2−0となり、ホームのキングパワー・スタジアムでレスターが勝利。2試合合計で3−2とリードし、ベスト8進出に成功している。
試合の展開に大きく影響したのは、セビージャの絶対的な司令塔となっているサミル・ナスリが退場してしまったことだ。
1点を奪えば延長戦に持ち込めるという状況の中、74分に彼はジェイミー・ヴァーディと小競り合いを起こし、頭突きをしたことでカードを受けることになった。
重要な選手を失ったセビージャはその後点を取り返せず、ベスト16での敗北を喫した形である。
ナスリがその行為に至った理由は、対戦していたジェイミー・ヴァーディから執拗に家族に対する侮辱的な発言があったからであるという。
2006年ワールドカップの決勝戦では、ジネディーヌ・ジダンがマルコ・マテラッツィに頭突きをしてレッドカードを受けた。その原因も家族への侮辱発言であったという。
かつて『NEXTジダン』と呼ばれたこともあるナスリも、やはりキレてしまうポイントは同じだったのだろうか…。