『Daily Mail』は5日、フランス代表MFエンゴロ・カンテの恩師たちによるコメントを掲載した。
6年前にはパリ地域のアマチュアリーグに所属するシュレンヌでプレーしていたカンテ。そこからブローニュのトライアルに合格し、カーン、レスターを経てチェルシーへとたどり着いた。
フランス代表でも中心的な存在になったカンテであるが、9歳でシュレンヌにやってきた時は非常に小さな体格であったという。
シュレンヌで事務局長と指導者を兼任しているピエール・ヴィーユ氏は、カンテの第一印象をこう述べているという。
ピエール・ヴィーユ(シュレンヌ事務局長)
「彼が初めてここにやってきたとき、身長は他の者の半分くらいだったね。本当に小さかった。
しかし、プレーさせれば他の者を凌駕していたよ。彼よりも年上の選手の中で戦っていた。半分くらいの身長、体重も半分。しかし上のカテゴリでもプレーできた」
「彼は非凡だった。バランスを取れる影響力が大きかった。
ほとんど話さないが、丁寧な人物だ。ロッカールームでは彼の周りに人が集まってくる。口数は多くはないが臆病ではない。とても控えめだ。
生来の知性とプレースタイルに相関関係がある。彼はとても早く物事を理解できる。非常に賢く、集中力がある。状況を分析し、スペースを見つけられる。
彼はボールを奪い返し、100回に99回は正しい選択をする。素晴らしいパスを非常に早く出せる」