超不定期なJリーグの名チャント紹介企画。モンテディオ山形の『PARK』に続く第2回は、本日クラブワールドカップ決勝を戦う鹿島アントラーズを紹介したい。
タイミング的にやはり外せないということで、鹿島のチャントの中でも印象深いものを一つ、いや二つセットでお届け。
その二つとは、選手の入場前に歌われるチャント『錨(いかり)を上げろ』。そして『錨を上げろ』の流れから歌われ、試合中もたびたび耳にするチャント『ロール』だ。
錨を上げろ
※2:08まで。
ロール
どちらも歌詞を記載しなくて大丈夫なぐらいシンプルなチャント。それでいながら、相手に対してじわりじわりと圧力を与えるような威厳と存在感に満ちている。
今回、常勝・鹿島だからこそなし得たともいえるレアル・マドリーとの決勝での対戦。そんな彼ららしい、「鹿島の鹿島たる所以」を感じさせる名チャントだ。
ちなみに、『錨を上げろ』の原曲はアメリカ海軍の公式行進曲、『錨を上げて (Anchors Aweigh)』。
錨を上げ、これから出航というシチュエーションはまさに試合前にピッタリ!プロ野球の東京ヤクルトスワローズはチャンス時のチャントとしてこれを使用しているようだ。
Jリーグも創設から20年以上が経ち、リーグだけではなくクラブ、さらにサポーターも歴史を積み上げてきた。その中でチームや選手をサポートするチャントは、よく耳にしながら“知る人ぞ知る”状態となっており、今後も代表的なものを不定期ながら紹介していきたいと思う。