2013年、記念すべき20周年を迎えたJリーグ。「次の20年」に向けた最初の年である今年も、アジア戦略などリーグ、そして日本サッカーの発展のための動きがたびたび伝えられている。
一方、これまで各クラブがそれぞれの地で積み上げてきた歴史も当然のことながら日に日に重さを増している。その一つが、サポーターの歌う応援歌、いわゆるチャントだ。
初めのころは耳慣れなかった歌も、ピッチの芝、スタジアムの壁、なにより人の心へと徐々に浸透し、文化として根付きつつある。そして、自分たちが考えたチャントがもし仮に50年後、100年後もスタジアムで響いているとすれば、サッカー文化が成熟した欧州や南米では逆になかなか味わうことができない体験と言えるだろう。
とはいえ、曲名や歌詞などが具体的に取り上げられることは少なく、よく耳にしながら“知る人ぞ知る”状態になっているのも事実…。
そこでQolyでは、Jリーグで歌われているチャントの中から各チームを代表するような歌を不定期で紹介していきたいと思う。
第1回は、2000年の鹿島アントラーズ以来となる三冠に近づいているガンバ大阪とともに、今もっともホットなチームといえるモンテディオ山形。J2ながら天皇杯の決勝へ進出したほか、先週末のJ1昇格プレーオフ準決勝、ジュビロ磐田戦で見せた奇跡的な勝利は、GK山岸範宏が決勝点を決めたことでも話題となった。
その山形を代表するチャントといえば、やはり『PARK』である。
PARK
モンテディオというチーム名の由来「山の神」の咆哮のように、ホームのNDスタジアムに響く力強い歌声。
動画のコメント欄に「PARKは本当にカッコいい。 他サポだけど、こっそりゴール裏に混ざって歌ってみたいチャントの一つ」とあるように、他チームのサポーターからも評価の高い名曲だ。
歌詞はこちら。
さあ行こう 山形 勝利をつかめ
我らの 誇りを 歴史に刻め
ラーララ 山形 ララララーラララー
ラーララ 山形 ララララーラララー
シンプルだからこそ威風堂々とした感が漂う。