チリ代表

初の南米王者に導いたサンパオリ監督(現セビージャ)が退任し、今年からピッツィ体制となったチリ。

しかし就任から4試合で1勝3敗、コパ・アメリカ・センテナリオのグループステージ2戦目でも格下ボリビア相手にも苦戦を強いられるなど、ビエルサ体制から続いてきた一つのサイクルが終了したかに思われた。

だが、ボリビア戦の後半アディショナルタイム、微妙な判定による幸運なPKを獲得し勝利を収めると、突如として急変する。

準々決勝で“史上最強”とも言われたメキシコを7-0という歴史的なスコアで下すと、決勝では大会初戦で完敗したアルゼンチンをPKの末に下し、見事に大会連覇の偉業を成し遂げたのである。

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