CB エリック・ダイアー/イングランド/8caps/22歳

2015年11月に代表デビュー。マウリシオ・ポチェッティーノのもと台頭したダイアーは、近年におけるイングランド最高の守備的選手のひとりとなった。

その強烈なタックルだけでなく、バーサタリティ性、ボール扱いにおける落ち着きも彼を傑出した存在にいたらしめている。まだキャップ数は10にも満たないが、すでに代表レギュラーの座には疑問の余地はない。今後数年でキャップ数は大幅に増えるだろう。

LB ダニー・ローズ/イングランド/5caps/25歳

2016年3月に代表デビュー。クラブレベルでは先発の座にあったローズだが、ポチェッティーノが来るまでの彼は最高レベルに到達できるとは到底思えなかった。今季の彼は最高潮だったし、今後復帰してくるルーク・ショウだけが彼を先発から追い出すかもしれない。

DM エンゴロ・カンテ/フランス/5caps/25歳

2016年3月に代表デビュー。今季最大のサプライズのひとつは、レスターのプレミアリーグ優勝だった。そして、その中心にはカンテがいた。1年前に掛かった移籍金はわずか550万ポンド(8.2億円)だった。だが、タックル、インターセプト、ブロックを見せつけ、伝説的地位を確立していった。

フランス代表のディディエ・デシャン監督も彼を無視し続けることはできず、この小柄なMFは代表キャップを刻んだ。ラス・ディアラの怪我もあり、カンテはEUROホスト国でもあり優勝候補でもあるフランスのスターターとなるだろう。

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