伝説的なGKだった父親を彷彿とさせる活躍を見せた守護神カスパー・シュマイケル。日本代表なら誰?
中村 航輔(柏レイソル)
やはりこの男、“リアルSGGK”の中村航輔だろう。
昨年、センセーショナルな活躍で福岡をJ1昇格に導いた中村だが、1月のU-23選手権は直前の負傷で離脱。その間に櫛引政敏が活躍し、さらにレンタル先から復帰した柏ではJ開幕から失点を重ね、正GK争いの劣勢に立たされているかと思われた。
しかし、櫛引が新天地の鹿島で出場機会を失う中、3月に行われたメキシコ戦で堂々たるパフォーマンスを披露。さらに、柏でも3試合で帰国したミルトン・メンデスからクラブを熟知した下平隆宏監督に代わって以降は見違えるように良くなり、川崎に敗れて連勝がストップするまで5試合連続で無失点を継続した。
シュマイケルはGKとしては決して大柄ではないものの、レジェンドだった父譲りの高い運動能力と非常に柔らかい身のこなし、ハンドリングを武器としている。中村もまた、優れた洞察力とポジショニングで体格をカバーしている。
足元の技術や、キック力があるところも共通点といえるだろう。