リオ五輪を控えるU-23日本代表は、来月トゥーロン国際に参加予定。
手倉森誠監督は今回の代表メンバーに、ドルトレヒトDFファン・ウェルメスケルケン・際を再び招集することになるという。
室屋成を怪我で欠く日本にとって右サイドバックの戦力を探すのは急務であるが、柏レイソルにもその候補となりうる選手がいる。伊東純也だ。
伊東選手、今月3月9日誕生日です! #reysol #伊東純也
柏レイソル/Hitachi Kashiwa Reysolさんの投稿 2016年3月3日
1993年3月9日生まれの伊東は23歳。
神奈川大学時代にはストライカーとしてプレーしており、関東リーグ2部で得点王に輝くなど活躍。昨年ヴァンフォーレ甲府でプロデビューを飾ると、30試合に出場した。
そんな伊東は今季から柏に加入している。
右サイドハーフや右サイドバックとしてここまで全試合に出場しているのだが、先週末に行われた鹿島アントラーズ戦で見せたドリブル突破が素晴らしかった。
0-0で迎えた前半アディショナルタイム、右サイドを一人で駆け上がると…
対峙していた山本脩斗を高速ダブルタッチでかわすと、さらにギアを上げペナルティエリア内に進入!カバーリングに回ってきた昌子源を振り切るとシュートを放ち、曽ヶ端準が守るゴールから先制ゴールを奪った。
凄まじいまでのスピードに、新指揮官に就任した下平隆宏監督も両手で静かにガッツポーズを見せた。伊東にとっての柏での初ゴールは、多くの人にインパクトを与えるものだった。
伊東はリオ五輪世代であり、昨年11月にはU-22日本代表候補合宿に呼ばれている。柏ではここまで8試合のうち7試合で先発フル出場を飾っており、手倉森監督もその活躍に興味を示しているに違いない。