敵地でのアメリカ戦を前に、家賃滞納により裁判所から出国禁止処分を受けてしまったグアテマラ代表の主将カルロス・ルイス。

悲願のワールドカップ初出場を目指す同国のサッカー連盟は特例での措置を懇願し、一度は「OK」が出たものの裁判所の署名が試合当日になるため、二転三転の末にこの一戦を欠場することが報じられた。

しかしその話題をQolyでお届けした直後、連盟は再び「カルロス・ルイスは試合に出場するために渡米する」との声明を発表する。

どうやら現地時間の早朝に問題は解決したようだ。

しかし、グアテマラから試合が行われるオハイオ州コロンバスまでの距離は約3,000km、この声明が出された時点でキックオフまで約7時間と迫っていた。

果たして間に合うのか!?

母国が誇る“国民的英雄”を何としても試合に出場させるため、連盟が取った手段は……

さすがはスーパースター!なんと、企業家の支援を受けて会長らとプライベートジェットで会場へ直行したのである。

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