気になるプレーは?
カイケは、DFラインから抜け出してゴールを決めるストライカーだ。
少し下がり目の位置でもプレーできる。ブラジリエンセで指導したジェルソン・アンドレオッティは、「良いポジショニングをし、良いシュートを打つ」と評している。
北欧でプレーしたからか、『superesportes』は彼のことを“イブラヒカイケ”と称している。これはスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチの名をもじったものだ。
流石にズラタンほどではないものの、技術やスピード、フィジカル、そしてストライカーとしての嗅覚を兼ね備えた選手であることは確かだ。ただブレイクしたのは昨年の話であり、27歳までさしたる結果は残せてこなかったことは少し気になる材料ではある。
今年も怪我の影響から控えに甘んじており、これまで州選手権等で出場はない。横浜F・マリノス移籍ではまずコンディション面が心配になる。とは言え、本人のTwitterを見ると練習は普通にこなせているようだ。
Treinando faltinhas pic.twitter.com/TFVMwridq6
— Kayke Moreno (@kaykemoreno27) 2016年3月4日
現在のマリノスは伊藤翔のワントップの下に中村俊輔を置くという4-2-3-1の布陣をとっている。
伊藤は純粋なストライカータイプの選手ではないが、このままワントップにカイケがハマるとしても同じく純粋なセンターフォワードではない。昨シーズン、伊藤の元でFWアデミウソンがシーズン後半そうしたように左右のサイドアタッカーや攻撃的MF、もしくは2トップにシステム変更して起用される可能性もありそうだ。
気になる背番号だが、欧州ではナシオナウ、トロムソ、オールボーの3クラブで背番号30番をつけた(今季マリノスでは田口潤人が30番をつけている)。しかし、それ以外の番号をつけることもあり強いこだわりはないのかもしれない。