先日ガンバ大阪の宇佐美貴史に興味を持っていると報じられ、大きな話題になったフランス・リーグアンのマルセイユ。
かつてフィリップ・トルシエ監督や中田浩二選手が所属したことがあり、日本人にも非常にな馴染み深い名前であるほか、フランス国内ではもっとも人気があるクラブの一つだ。
しかし、彼らは今夏のマーケットで「選手を放出しすぎ」という心配もあった。本拠地スタッド・ヴェロドロームの改築によって賃貸料が値上がりし、増税による負担も懸念された中での選択だった。
ガーナ代表MFアンドレ・アユー(→スウォンジー)、そしてフランス代表FWアンドレ=ピエール・ジニャック(→ティグレス)、ジェレミ・モレル(→リヨン)をフリーで放出。
さらにジャンネッリ・インブラ(→ポルト)、ディミトリ・パイェット(→ウェストハム)、マリオ・レミナ(→ユヴェントス)を売却し、チームは大きく入れ替わった。
その後監督を務めていたマルセロ・ビエルサ氏が開幕戦終了後に辞任するなどトラブルも発生し、苦しい立ち上がりとなった。
現在の順位はなんと13位。13試合を終えて4勝3分け6敗と結果が出ておらず、一新したチームが上手く機能しているとは言いがたい。
しかし、その中で大きな注目を集めているのが、ワントップに配置されているベルギー代表FWミッチー・バツフアイーである。
調子が上がらないチームの中、13試合で8ゴールを叩き出し、得点ランキング3位に付けている。当然彼に対しては多くのクラブから関心が寄せられており、冬にも取り引きが行われるのではないか? と推測も。
もしかしたら、これが宇佐美貴史の獲得にも影響するかもしれない。22歳の新鋭バツフアイーを獲得しようとしている4クラブとは?