テレ朝システム

そして、このスタメン表を見て、別の疑問も解決しました。

今回はテレビ朝日ですが、私がやきもきしている間にもテレビ局は前番組のニュースの中でいつも「日本代表のスタメン」を流していました。正式発表ではないのでこちらは使えなかったのですが、このFIFAスタイルの英文速報を元に作っていたんでしょう。こちらでは先発GK以外は全部混ざった背番号順ですが、「サムライブルー」の布陣は当然分かっているので、各選手の守備位置を当てはめて並び替えできるし、視聴者からの要望は圧倒的に少ない相手のシステムは試合が始まってから確認すればいいと割り切れます。

あそこにいるペン記者にも英語のできない人はいないでしょうが(……多分)、テレビ局なら当然問題はないので、あの対応が取れたのでしょう。

そんな感じで、こまめに切れるWi-Fi接続以外は万事順調に始まった2018年W杯予選でしたが、とにかくシンガポールGKのモハマド・アズワンが大当たり。

考えてみれば、2004年にやったドイツW杯の2次予選でも2試合とも大苦戦だったな、あの時もGKが良かったはず(初戦でゴールを守ったハッサン・サニーがこの試合でベンチ入り)、そういえば控室で11年前の事を話題にした人っていた?と気付いて……

とハーフタイムに呟いたのですが、結果はあの通り。夏場は静かな日本海のはずが、後半途中から突然吹き始めた寒い突風に煽られたかのように、思わぬ嵐の船出となりました。

ただ、確かにシンガポールが良く守ったのですが、夜中にNHK BS-1での再放送を見ると、精度を欠いたパスも結構ありましたね。本田のFKがバーを叩いた瞬間には記者一同がのけぞってましたが、改善点はいろいろとあったようです。

そして、前半はチラホラ混ざる程度だったのですが、試合終了の笛は5万3千人の大ブーイングへの合図となりました。

……え?テレ朝は「励ますようなどよめき」と実況してたんですか?

そんな「きれいな表現への言い換え」が、今の日本の流行なんでしょうか?

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