こんにちは、駒場野です。すっかり暑い日が続きますが、皆さんはいかがお過ごしですか?
2014年5月31日、国立霞ヶ丘競技場は56年の歴史で最後のイベント、「SAYONARA国立」を行いました。お陰様で、私も記者席でこれを見る事ができました。
ラグビーの早明年代別OB戦では大東和美・元Jリーグチェアマンが指揮を執った早稲田が明治を3タテしました。4年前に岡田武史監督が唱えていた「接近・展開・連続」はこれだったんですね。最後の点灯者には誰もが納得だった吉田沙保里が北澤豪から聖火を受け取り、ファイナルセレモニーでは5cmのヒールでグラウンドの中に入った森山良子を誰もが暖かく迎えた光景を楽しませてもらいました。その後のライトショーではカール・ルイスの9秒86の再現に思わず声まで上げてしまったのは、ちょっと反省(苦笑)。
ただ、私の不手際もあって、全てのイベントを見たわけではありません。午前中にあった、瀬古利彦氏や有森裕子氏らのファイナルランは時間の都合もあって見送りましたが、16時からのサッカーレジェンドマッチは残念ながら後半からのみの観戦に。
それでも、往年の「日立のエース」松永章の姿を生で見ましたし、ラモス瑠偉は相変わらずカリオカで、北澤はやっぱりダイナモで、終了間際に出てきてラモスを追っかけたのはやっぱりの戸田和幸。そして中盤で激しくボールを取りにいった7番を確認したら本田泰人でした(笑)。ところが相手はプリマハム→伊賀くノ一で活躍した、女子代表46試合出場の井坂美都で、奪われた後に今度は井坂が本田のユニフォームをつかみに行くなど、ここだけちょっとだけエキサイト(笑)。
もう一人、最近はすっかりスマートなイメージが定着していた宮本恒靖が、試合後の場内インタビューでは完全に「戦う男」のギラギラ感が戻っていたのも強く印象に残りました。試合中でもドラゴン久保の横にまで上がっていました。井原正巳も、広島アジア大会でのスーパーゴールの再来のような弾丸ミドルを披露。こんな展開だったら、前半のゴン中山のゴールも含め、もっと早く行けば良かったのに……(苦笑)
そんな中、もう一つ見落とした目玉イベントが、航空自衛隊ブルーインパルスの上空編隊飛行。大音響が抜けた後に外に出たら、「入間基地へ帰投しました」というアナウンスとともに、青味が薄くなった空にきれいな白い筋が残っていただけでした。
ただ、それは「興味がない、見たくないから見なかった」のではなく、「もっと目が離せない物が目の前にあった」からです。その直前まで私の前にいたのは、岡野俊一郎・JFA最高顧問。
……ここからは、さすがに敬称付きで(笑)。