7月29日に行われたフランスでのプレシーズンマッチ、UNFP対ギャンガンの試合の結果が話題になっている。
“UNFP”はフランスリーグをよく知っている人でも聞き慣れない名前であると思われるが、これは「Union Nationale des Footballeurs Professionnels」の略。つまり、『フランスプロサッカー選手協会』である。
フランスではプロサッカー選手協会が夏に無所属になってしまった選手を集めてチームを作り、各クラブと数試合のフレンドリーマッチを行うことが通例となっているのである。要するに数週間に及ぶ「トライアウト」だ。
ちなみに今回のメンバーは2ページ目に記載した。
当然解雇された選手の寄せ集めであり、どうしたところで強いメンバーにはなり得ない。今夏はこれまで5試合を戦っているが、2部のヴァランシエンヌに3-1と勝利した他は4敗。24日のディジョン戦では6失点で粉砕されてしまった。
しかし29日に行われたギャンガン戦では、なんと0-1と勝利を収めることに成功。しかもこれは今夏のプログラムで初めてリーグ・アンのクラブとの対戦である。
L'UNFP s'impose 1-0 face à @EAG_Officiel , grâce à un but de Ladislas Dounamia (ex Guingamp) à la 58'. #unfpfc
— UNFP (@UNFP) 2015, 7月 29
58分にその勝利を決定づけるゴールを決めたのは、コンゴ代表FWのラディスラス・ドゥニアマ。
それがなんと今夏ギャンガンに解雇された選手であったという…