抽選を前にワンディ氏はこうも語っている。

「私達はワールドカップには決して行くことができないと分かっています。でも、アジアのビッグネームである日本やオーストラリア、韓国といったところと対戦したい。

これは我がチームにとって、そしてブータンの人々にとって一度のチャンスなのです。もしタイやマレーシア、シンガポールといったチームと対戦することになっても、彼らは我が選手たちよりはるかに上です」

注目の抽選会は14日だが、今週木曜日9日もブータンにとって大きな日になりそうだ。

この日は最新のFIFAランキングが発表される予定で、現在209か国中サンマリノと並んで最下位208位になっているブーダンは163位にまでジャンプアップすると見込まれているのだ。

この浮上によって、ワンディ氏は侮辱的な呼ばれ方を避けられることを待ち望んでいるそうだ。

「一番傷づいたのはthe basement boys(という呼ばれ方?)でした。数字は本当の問題ではありません。私達は自分たちの強さを分かっていますし、インドやバングラデシュだって打ち負かすことができます。私達はただ十分な試合をしていないだけです」

※basementは最下部というような意味。


ワンディ氏の「日本を見て育った」という言葉を聞いて悪い気持ちになる日本人はいないはずだ。こうなったら是非2次予選で対戦したいところ。14日の抽選会がちょっと待ち遠しくなった。

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