親日国としても知られるブータン王国のサッカー代表チームの動向については、これまで当サイトでもお伝えしてきた。
同国代表チームは2018年W杯ロシア大会のアジア1次予選でスリランカを下し、2次予選進出を決めたほか、日本人の築舘範男氏が監督を務めている。
Football United bhutan in one voice , one color, one people. Photo credit: actual travel bhutan
Posted by Bhutan Football Federation on 2015年3月23日
そんなブータンと日本代表との話題をニューヨーク・タイムズが『Reuters』からの引用として記事配信していたのでその内容を紹介したい。
来週火曜日にクアラルンプールで執り行われる2018年W杯アジア2次予選抽選を前に、ブータンサッカー連盟のプンツォ・ワンディ氏はこう語った。
「ここにいる人々は日本(との対戦)を望んでいます。なぜなら、若者の多くがカガワのファンだからです。それは彼がマンチェスター・ユナイテッドでプレーしていたからです。
日本がファーストチョイスになるでしょう、特に我々の選手たちにとって。選手たちはもし彼らとプレーできれば、それは夢が叶うようなことと言っていました。彼らにとってヒーローだからです。私達は彼ら(日本)を見て育ちました」
そして、憧れ以外にも対戦を望む理由あるそうで、それはずばり資金面だという。
ブータン代表は政府から資金を得ていない(これまではということらしい※後述)そうで、この2年間でわずか2試合しかプレーしていないという。スリランカ戦での2勝が代表史上4勝目と5勝目だったそうだ。
同連盟のマーケティング面も統括しているというワンディ氏は「もし我々がオーストラリアや日本、もしくは韓国と当たれば、そこからTV視聴者を得ることができるでしょうし、いくらか資金を得ることができるでしょう」と述べた。
そして、「もし日本がここに来れば、私たちは大変なお金を得られるでしょう」とも笑顔で話した。