『AFP』は「イタリア代表のアントニオ・コンテ監督は、ファンや批評家に忍耐を求めた」と報じた。

先日のブルガリア戦では辛うじて2-2の引き分けに持ち込んだイタリア代表。さらにキャンプではマルキージオが怪我(後に軽傷と判明)をしたため、コンテ監督が古巣のユヴェントス側から批判されるという事態にもなった。

結果は出しながらも苦しい状況にあるコンテ監督は、イングランド戦を前にした記者会見で人々に忍耐を求め、チームは世代交代の最中にあるのだと話した。

アントニオ・コンテ イタリア代表監督

「イングランドのようなトップレベルのチームとの試合は、我々を助ける。チームを成長させなければいけないからだ。それは我々にチャンスを与えてくれるし、持てるもの全てを見せる。

今我々は前向きな何かを形成するために努力している。人々は、このチームでは主要な選手の世代交代が行われていることに気が付く必要がある。 若者は時間が必要だ。そしてサポートも。それらは一夜にして起こるものではないんだ。

EURO2016は来年にある。我々には多くの時間は許されていない。しかし、どんな夢であれ叶えたいと思うならば本当に熱心に努力する必要があるんだ。そして、それこそが我々のやろうとしていることである。

(トリノで試合を行うことについて)

今日はとても強い感情を覚えた。スタジアムに戻ってきた。ドレッシングルームに入った。そしてピッチに立った。とても感動した。ここで3年間素晴らしい時を過ごした。そしてたくさんの偉大な記憶がある。

イングランド戦でどのようなことがあるかは興味深いものだ。しかし、国際試合は常に難しいもの、ブルガリア戦を見ただろう。もっと良い結果に値していたと思うがね」

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