「リヨンユースの天才」プロデビューは17歳
リヨンのトップチームでデビューしたのは17歳と8ヶ月。2009年8月22日に行われたオセール戦の84分にフランス代表DFジャン=アラン・ブームソング(現解説者)との交代でピッチに入った。
大きな期待を集めた彼はアンデルレヒトとのチャンピオンズリーグ予選でもプレー。リヨンでの輝かしい未来が待っていると思われたのだが……
10代の選手とは思えぬがっちりした体格とテクニックを併せ持ったベルフォディルであったが、デビューの後は伸び悩んでしまう。
ライバルはリサンドロ・ロペス、バフェタンビ・ゴミス、ミシェウ・バストス、ジミ・ブリアン、さらにシドネイ・ゴヴと代表クラスが揃い、2010-11シーズンには1歳年上のアレクサンドル・ラカゼットに「期待の若手」のポジションすらも奪われてしまった。
次年度には下部組織のディレクターであったレミ・ガルド氏がトップチームの監督になったためか出番は増えたものの、冬のマーケットでボローニャへ。この後、活躍の舞台はイタリアへと移ることになる。
そして、彼の名を一気に上げたのは、2012-13シーズンの活躍であった。ベルフォディルの才能に目を付けたパルマが保有権を買い取り、レギュラーで継続的に起用したのである。その期待に応えた彼は、シーズン8ゴールを決め、世界でも屈指の若手という評価を得ることになった。