2月13日、『Paris-Normandie』は「フランス2部・リーグドゥのル・アーヴルを買収しようと動いていたクリストフ・マイヨール氏は、大きな借金をクラブに残して去っていった」と報じた。
昨年夏から動いていたル・アーヴルの買収交渉は、約束された投資がいつまで経っても届かないことから、昨月末にクラブの側から打ち切りを発表することになった。
買収に乗り出していたのはクリストフ・マイヨールという人物で、かつてはプロのラグビー選手としてプレーした経験を持つ実業家。以前は倒産しかけていたグルノーブルの買収にも動いていたことがある。
彼は夏にル・アーヴルを買収することを発表し、9月には新会長になる予定だった。しかし、当初約束された資金は一向に届くことがなく、ル・アーヴル側は予算の組み直しを余儀なくされていた。
しかし、問題はそれだけではなかったようだ。
この買収交渉のためにクリストフ・マイヨール氏が長期滞在していたノヴォテルのホテルには2万ユーロ(およそ270万円)以上の未払い料金が残っており、クラブショップにも2000ユーロ(およそ27万円)のツケがあるという。
また、オーナーになることを前提として彼は地元のBMWのディーラーからX6を借りており、しかもそれを返却していない。この被害額は8万~9万ユーロ(およそ1070~1200万円)であると言われている。
マイヨール氏は今月初めに2000万ユーロ(およそ27億円)を調達できると買収交渉の再開に自信を見せていたが、メディアではもはやただの詐欺師だったのではないかという話も出てきている。