17位 クリスタル・パレス (昨シーズン 11位)
Point: 15
得点: 19 (12位)
失点: 27 (18位)
得失点差: -8
結城「ここは開幕前に問題が起こりまくったんで、仕方ない部分はありますけどねえ」
タカク「ピューリス・クライシスね」
広澤「ピューリス・クライシスを考えると、ここにいるのは踏ん張ってるのかも......」
Sakeshiy「最初の方は、守備しっかり頑張ってましたけどね」
結城「冬までかけて、ゆっくりとピューリスの遺産を食いつぶした感がありますね。堅牢なブロックを組む守備は、もうピューリス時代の精度はない」
広澤「まぁ、ハンゲランドですからね......」
結城「頑張っているけど、ちょっと劣化は避けられない感じだね。ハンゲランド。周りの影響もあるのかもしれないけど」
広澤「ボラシーでファウルもらって、ジェディナックがFKでズドンぐらいしか見えない...」
結城「基本攻撃は、このチームはボラシ―ですからね。最近はボラシーを中央にも走らせて、彼にとにかくボールを触らせようとしている」
Sakeshiy「去年の良いところは全て無くなって、やたら前がかりになってるっていうのが不安要素ですかね」
広澤「個人的には、見てた試合で、スペローニとハンゲランドがイチャイチャしてたのがすっげームカついたんですけど(笑)」
Sakeshiy「スペローニは、どっかの試合で誰かにキスしてたよ」
タカク「最近はパンチョンとかどうなの?」
広澤「最近、本当ザハに取って代わられてます。とはいえザハも、ボールを持ち過ぎることが多かったりで」
db「ザハ、ファン・ハールも見切ってる感が凄いんだけど。去年モイーズと揉めてからもうグダグダだよ...なんで彼がここまで落ちてきたのか、俺にもわかんない」
結城 「最近パンチョンは駄目ですねえ。ピューリスと違って、使い方がハッキリしていないので、なかなか思い切りの良さが生きない」
タカク「シャマフはどうなの?」
広澤「シャマフ、そもそも最近FWをやってないっていう......」
結城「シャマフは中盤で走り回っているよね、守備に」
db「めっちゃチャンスメイクに走っているよね」
結城「後は、天才バリー・バナン」
広澤「サイドハーフでクロスあげるのが一番向いてるんですけど。キックはすごいんですよ、本当に」
結城「問題は、その巧さが効率的に還元出来てないことなんだよね」
タカク「イングランドの佐藤由紀彦みたいな」
一同「(笑)」
Sakeshiy「佐藤はある程度放り込んでも仕事するけどねえ」
タカク「キツイね。この面子は」
広澤「シティ戦はマッカーサーのヒゲをずっと見てるぐらい暇だった......」
結城「マッカーサーは、走り回るけどプレミアレベルではプレーの質が遠く及ばない。チャンピオンシップでも、そこまで上手い方ではなかったですからね」
Sakeshiy「流石ウィガンファン」
db「全体的にハードワークはできますけどね。ハードワークは」
結城「後、エースがフレイザー・キャンベルってのがヤバいんですよ。俊足だけど、あんまり使い勝手が良くないっていう」
タカク「そうだよねえ」
広澤「レッズ戦のゲイルが1シーズン続くなら、彼がエースなんですけどね」
Sakeshiy「リバプールには強い。専用機」
結城「こここそ、デカくて実用的なFWが欲しい」
広澤「クラウチ? 絶対あげませんけど」
結城「後はジェディナック、チームの中心過ぎて外せない。彼が離脱するような事態になれば、簡単にこのチームは崩れる。プレー面でも上位チームでレギュラーを張れるレベルの選手ですし、何よりも精神的な支柱。窮地に陥ったチームを纏めている」
タカク「彼は、アジアNO1 プレイヤーじゃない?あのサイズで、そこそこ捌けて、しかも競り合える」
Sakeshiy「フリーキックも上手いからねえ。ジェディナック」
タカク「パレスってお金あるんだっけ?」
Sakeshiy「いや、あんまないっす」
タカク「となると...気持ち守備?」
Sakeshiy「気持ち気持ち!」
(*座談会の2日後、12月27日に指揮官ニール・ウォーノックが解任されました。後釜には元スパーズの、ティム・シャーウッドなどの名が挙がっています。)
【その(2)へ続く】
筆者名:結城 康平
プロフィール:「フットボールの試合を色んな角度から切り取って、様々な形にして組み合わせながら1つの作品にしていくことを目指す。形にこだわらず、わかりやすく、最後まで読んでもらえるような、見てない試合を是非再放送で見たいって思っていただけるような文章が書けるように日々研鑽中」
ツイッター:
@yuukikouhei
最後まで読んでいただきありがとうございます。感想などはこちらまで( @yuukikouhei)お寄せください。