11月6日、『AP』は「元ブラジル代表FWアドリアーノに対する告発は、裁判所によって却下された」と報じた。
かつてパルマやインテルで活躍しブラジル代表にも選出されていたアドリアーノであるが、近年は精神を病むなどで苦しい状況になっており、所属クラブも失っている。
先月からはフランス2部のル・アーヴルやメキシコ、UAEのクラブなどからオファーがあるとして交渉を進めていると報じられていたが、その最中にブラジルで麻薬密売に関与した疑いがあるとして起訴されるという事態となった。
その容疑はオートバイを密売を行っていた者に提供したというものであり、もし有罪判決を受ければ(メディアによって大きく違いがありすぎてわからないが)10~25年の懲役を受ける可能性があるという話だった。
しかし今回リオ・デ・ジャネイロ裁判所は、アドリアーノの容疑については検察の告発を支持するだけの十分な証拠がないとして却下することを決めたとのことである。
アドリアーノは現在フランス2部のル・アーヴルと最も密接に交渉を行っていると言われており、資金の問題が解決され次第契約も結ばれるものと考えられている。