11月30日、『Tehran Times』は「イラン代表MFアンドラニク・テイムリアンは、所属していたエステグラルのバハラム・アフシャルザデー会長との会談の後、チームを離れることを決断した」と報じた。
アンドラニク・テイムリアンは1983年生まれの31歳。かつてはイングランド・プレミアリーグのボルトン・ワンダラーズやフラムでもプレーした経験を持っているイラン代表の中心選手で、エステグラルは彼がユース時代を過ごしたクラブでもある。
しかし、近年イランのクラブの多くは経済的に難しい状況に置かれており、屈指のビッグクラブであるエステグラルも例外ではない。オサスナから一旦戻ってきたジャヴァド・ネクーナムもフロントとの確執からアル・クウェートに移籍し、ジェイロイド・サミュエルも賃金が5か月支払われなかったことからチームを離れた。
そしてついに2013-14シーズンの最優秀選手に選ばれたテイムリアンもクラブとの間に金銭的な問題が積み重なっていたとのことで、会談の末に契約が解除されることが決まった。
なお、テイムリアンに対してはトラクトル・サジ、セパハン、そして今季2年ぶりに昇格してきたパディデー(旧名メス・サルシェスメー)が興味を示しているという。