7月10日、ペルシアンフットボール・ドットコムは「エステグラルの会長は、賃金の代わりに自分の車を選手に提供した」と報じた。
イラン屈指の人気チームであるエステグラルは現在深刻な財政難に見舞われており、昨季は所属する全ての選手が一年契約であったことも明らかになっている。加えて12/13シーズンはリーグ優勝と好成績を収めたことにより、選手たちからの待遇改善要求も激しくなった。結局シーズン終了時に契約を更新できたのはたった2名という状態で、難しい経営状態に拍車をかけている。
そこでエステグラルの会長を務めているアリ・ファトラハザデー氏は、イラン代表DFアリ・フサイン・サデギに自身が所有していたレクサスを提供し、来シーズンもエステグラルでプレーしてくれるよう依頼したとのことだ。
なお、アリ・ファトラハザデー会長が賃金の代わりに車を提供するのはこれが初めてではなく、10年前にも所有していたニッサン・マキシマを選手に譲渡したことがあるという。