22日に開幕したスズキカップもGL2節目の2日目。強豪として知られるタイとマレーシアの試合は、互いに攻撃面で力を見せあう内容に。

前線からのプレッシャーをかけるタイに対して、マレーシアはカウンターで攻める。互いに守備の組織が整わない中で、多くのシュートが飛び交った。

先制したのはマレーシア。29分にバイタルエリアからアムリ・ヤハヤーがゴール左隅の絶妙な位置にシュートを流し込む!

中盤を支配していたものの決定力を欠いていたタイであるが、前半終了間際に同点に追いつく。左サイドに抜け出したシャピュイが折り返し、途中出場したばかりのアディサック・クライソーンが押し込む!

そしてホイッスルを目前にした前半ロスタイムにはこんなプレーも。アムリ・ヤハヤーがハーフウェー付近から狙った超ロングシュートは、惜しくもクロスバー! 入っていれば世界的に話題になっていただろう……

逆に後半は運動量が落ちてオープンになってきたタイに対してマレーシアがボールを保持する展開。61分にはサフィク・ラヒムが中央を自ら破ってゴール! マレーシアがリードを奪う。

しかし、これで守りに入るマレーシアを逆にタイが攻め、73分にシャピュイの豪快なゴールで同点に追いつく!

そして、2-2で終わるかと思われた試合終了間際、途中出場のプラキット・ディープロムの折り返しから、アディサック・クライソーンが値千金の逆転ゴール! 土壇場で突き放してタイが2連勝を飾った。

逆にマレーシアはこれで1分け1敗。最後に地元シンガポールと対戦するが、最も難しい試合で勝利が必須となってしまった。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介