11月22日に開幕したスズキカップ本大会。前回王者のシンガポールは、地元で強豪タイ王国を迎えての一戦。
序盤は最近若い選手が増えて勢いを増しているタイ王国のペース。8分にはスローインからプラキット・ディープロムが左サイドを破り、クロスをモンコル・トッサカイが押し込み先制!
しかし地元の大観衆の前で負けられないシンガポールも反撃。20分にシャフルル・イサーの鋭いアーリークロスからハイルル・アムリがフリーでヘッド! 試合を振り出しに戻した。
その後試合はタイ王国が攻勢をかけるも、シンガポールもディフェンスを固めて2トップのスピードを生かしカウンターを狙う。鍔迫り合いのままでハーフタイムに突入した。
後半はシンガポールがやや守備で持ち直したことからさらに互角の展開。終盤まで両者得点を奪えなかったものの、88分に試合が動く。
右サイドの裏に抜け出したシャピュイのクロスをサフワン・バハルディンが手で触ってしまい、これがペナルティキックの判定に。
クロスを上げたシャピュイが自らこれを蹴ってゴール。アウェーでの試合に臨んだタイ王国が最後に勝ち越し、初戦で3ポイントを獲得した。