11月25日、今年ベトナム代表監督に就任した三浦俊也氏が初めて臨むビッグトーナメント、スズキカップのGL第2節が行われた。
初戦で不本意なドローに終わったベトナム。格で勝るラオスには必ず勝利を収めなければならないという立場で、三浦監督はレ・コンヴィンとグエン・アンドゥクというストライカータイプの2トップを使用し、初戦とは様相を変えてきた。
序盤は守備やボール回しのミスからややピンチを迎える怖い展開だったが、27分に中盤のいいコンビネーションからヴ・ミントゥアンが裏に飛び出し、先制点をゲット!
キーパーの危なっかしいプレーなどもあってやや怖い展開ながら、ボールを保持して中盤を支配し、ベトナムが優勢な状況を保ちハーフタイムに突入した。
そして後半もベトナムが支配する展開は変わらず。なかなかゴール前で強さを見せられなかったものの、84分に相手の交代の隙を利用して追加点を奪取。右サイドに抜け出したヴ・ミントゥアンのパスにレ・タンタイが飛び出してシュート、キーパーにはじかれたところをレ・コンヴィンがゴールに押し込んだ。
そして試合終了間際、パム・タンルォンのパスをグエン・フイフンが豪快に決めて3点目。不安定なところはちょくちょく見られたものの、最終的にはベトナムが3得点で圧勝。最後のフィリピン戦で引き分け以上の結果を得られれば(敗れても得失点差が7あるので大敗しなければ問題ないが)決勝トーナメント進出が決定する。