ベトナム代表監督に就任して話題になった三浦俊也監督。今日開幕したスズキカップは初のビッグトーナメントとなる。最初の相手は優勝候補の一つでもあるインドネシア。

エースストライカーのレ・コンヴィンをベンチに置き、中盤のプレッシングを重視した戦術で臨んだベトナムは、12分にコーナーキックから先制! ヴァン・ダイクのクリアミスをクエ・ゴクハイがシュートに持ち込み、柔らかく決めた。

これでさらに調子を上げたベトナムは中盤のプレッシングで相手にチャンスを作らせない展開を続けていたが、守備のミスから33分に失点。なんでもないクロスボールをディン・ティエンタンが処理し損ね、それをザムランに決められてしまった。

その後は長いボールを増やすインドネシアの攻めに押し込まれる場面も増え、ラインが下がり、互角の展開。セットプレーからは徹底してファーを狙いチャンスを作ったものの、圧倒的に攻めていた頃の流れは取り戻せないままハーフタイムを迎えた。

後半はラインを上げて中盤の支配力を復活させたベトナム、55分には守備のリスクを厭わずレ・コンヴィンを投入し、インドネシアを攻めたてる。

そして69分、グエン・ヴァンクェットとのワンツーが防がれた後、セカンドボールをレ・コンヴィンが豪快にシュート! 三浦監督の采配ピタリでリードを奪う。

ところが、再びベトナムは守備のミスに泣いた。85分にサムラン・アフィフのシュートを正面で抑えたキーパーがなんとトンネル。またも勿体ない形で失点を喫することに。

ベトナムは15本以上のシュートを放ちながらも2点。インドネシアはわずか2本のシュートで2点。アンラッキーな形で初戦の勝利を逃すことになった。

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