アリアンツ・アレーナと言えば、ドイツを代表するスタジアムの一つでしょう。今回は、そのアリアンツ・アレーナのスタジアムツアーに筆者が参加してきましたので、同スタジアムについてささやかに紹介したいと思います。

まず、皆様がご存知の通り、アリアンツ・アレーナはドイツはバイエルン州の州都、ミュンヘンに位置するスタジアムです。市街地からは少し離れています。ミュンヘンには100万人程度の人が住んでいますが、市街地は100万人の街にしては小さめです。

筆者は、Uバーン(地下鉄)を使ってアリアンツ・アレーナに行きました。最寄駅からスタジアム自体の入り口に着くには大体徒歩で10分程度歩きます。入り口には、なぜか女性だけセキュリティーチェックをすることが義務付けられる旨を書いた看板が掲げてありましたが、筆者が行った日は試合がなかったので、セキュリティーチェックはありませんでした。

ゲートを通った後は、壁に描かれている案内に従って、スタジアム内部に入っていきます。アリアンツ・アレーナでは、ドイツ語と英語が両方併記してあることが多く、海外からの見学者やCLでのアウェイチーム側のサポーターにも分かりやすく表示されています。筆者はスタジアム見学ツアーに参加しましたので、「Meeting Point」に直接向かいました。

そこには、軽く食事をとることができるブースも併設してあり、バイエルンのユニフォームを身に纏った子供達が楽しそうに会話をしながら食事をしていました。ちなみに、壁にプロジェクターで放映されているのは、バイエルンとは全く関係ないフェンハイム対パーダーボルンの一戦でした。Skyがスポンサーなので、Skyを放映しています。

筆者は事前にインターネットでツアーの予約をしていたので、指定された「Meeting Point」で待機。定刻から数分遅れてツアーのガイドさんが到着し、まずは注意事項を簡単に説明します。その後は、スタジアムの座席へ。スタジアム全体についての説明が始まります。

アリアンツ・アレーナは、2006年にドイツで開催されたワールドカップに合わせて開業されたスタジアムで、バイエルン・ミュンヘンと1860ミュンヘンの2チームがホームとして使っているスタジアムです。3億4千万ユーロをかけて、2005年に開場しました。約6万5〜6千人収容が可能で、ワールドカップの試合以外では11ー12シーズンのCL決勝も行われたスタジアムです。

(この時は皮肉にもバイエルンとチェルシーが対戦して、ホームでバイエルンが負けるという、バイエルン人にとっては「死よりも絶望」「何杯ビールを飲んでも忘れられない」という事らしく、彼らはそのような言い回しを用いるようで、この試合については、日本語でいう「察してくれ」みたいなことを言われました。)

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