では、日本戦で1試合4得点を記録した選手はネイマールの他にいるのだろうか?結論から言えば、2例だけある。
ベルリンオリンピック準々決勝
日本代表 0 - 8 イタリア代表 [1936.08.07]ベルリン
4得点達成者:カルロ・ビアギ 35´, 57´, 80´, 80´
公式記録はこちらから
第2回アジア競技大会(マニラ)
日本代表 3 - 5 インドネシア代表 [1954.05.01]マニラ
4得点達成者:テイー 20´(PK),22´
30´
42´(PK)
繰り返しになるが、これは国際Aマッチの話である。Jリーグができる以前、日本は海外の選抜チームやクラブチーム、五輪チームと数多く対戦していたが、それらの結果は含まれない。また、中には3失点以上を喫しつつも得点者の記載がない例もある。
それでも、やはり代表戦での1試合4得点というのはそうあることではないらしい。日本にとっては屈辱的な敗戦となったが、やはりここはネイマールの偉業を褒めるべきだろうか。
最後にちょっとした小ネタを。実は日本は1964年10月、大阪で旧ユーゴスラビアの五輪代表と親善試合を行い1-6で敗れている。実はこの時、ユーゴスラビアのスティーヴン・ザンバタが4得点を決めているのだが、残りの2得点はこの選手によるものだったそうだ。
イビチャ・オシム 28´, 60´
オシムジャパンが誕生する、42年も前の話であった。