6月30日、『Camfoot』は「元カメルーン代表DFジェレミ・ヌジタップは、アフリカ諸国は機能的な問題を持っていると話した」と報じた。
今回のワールドカップに参加したアルジェリア以外のアフリカ諸国では、ボーナスに関する問題が相次いだ。ガーナは政府から支払われるはずの現金の振り込みが遅れ、ナイジェリアはグループステージ突破をしたことによって選手がボーナス倍増を求め練習をボイコット。カメルーンに至ってはボーナスの支払いがない限りブラジルに行かないと渡航を拒否したことで話題となった。
かつてカメルーン代表として活躍したDFジェレミ・ヌジタップは、試合に向かう準備自体が出来ていないとこれらのチームを批判した。
ジェレミ・ヌジタップ
「それはとても不幸な結果だ。そして、我々は常にアフリカでそれを見てきた。私はブラジルにいたが、今日では情報なんてものは皆が流布し、皆が知っている。アフリカの国々にはつまるところ同じ問題がある。
ヨーロッパではもはやその種の問題はない。彼らの持っているものといえば、どのように勝利を収めるかという点だけだ。
それに対して……アフリカでは、我々は根本的な機能的問題を抱えている。上層部に呼び出しがかかり、大会が行われる一週間前までボーナスについて議論していると思われる。我々がどんな暮らしをするかということが、どうやったらブラジルで戦うことに役立つのか。これらは考慮すべき問題だ。
サッカーというのは、試合の日だけやっているわけではないんだ。それに向かう準備も含んでいるんだよ。ボーナスについての議論で時間を過ごしている間、男たちは集中していないわけだ。
上層部はこの敗退の責任の一部を背負わなければいけない。将来このような問題がなくなるように私は動いていきたい」