『Inside』は「かつてバレンシアに所属していたダビド・アルベルダ、そしてサンティアゴ・カニサレスの両名は、古巣の政策に不満を持っている」と報じた。
シンガポール人大富豪のピーター・リム氏が新たなオーナーとなったバレンシア。スタジアムの改築が資金不足で滞るなど、近年厳しい経営状態に陥っていたクラブに、豊かな資金力を加えてくれることが期待されている。
それにしたがって今夏は多くの補強候補の名前が上がっているものの、現在のところ正式に決まったものは何もない。『Skysports』のインタビューに答えたアルベルダとカニサレスは以下のように話し、期待に応える動きが出来ていないと指摘した。
ダビド・アルベルダ
「言葉と行動には大きな違いがあるね。多くの獲得候補の名前が上がっている。しかし、シーズンをスタートするとき、我々はそれらのうちの何人の姿を見られるだろうか。
間違いなく、この状況はかなり前から起こっていることだ。バレンシアはまだ多額の負債と、未完成のスタジアムを持っている。クラブはグローバルな解決方法を必要とした。そして、それはまだ達成されていないように見える」
サンティアゴ・カニサレス
「バレンシアを訪れる人にこのような状態のスタジアムを見せるのは、大きな恥だよ。クラブにとっても、都市にとっても、いいイメージではない。
スタジアムはおかしな状況だし、それを解決しなければならない。これらの過ちは金銭で解決することが出来る。私は、それがすぐに終了することを望んでいる。
(クラブがフアン・アントニオ・ピッツィ監督を交代させようとしていることについて)
彼はバレンシアのコーチに必要なものを持っていることを証明した。クラブに他の考えがあるのなら、それは問題ない。しかし、それらは正直に行うべきだ」