バレンシアがユヴェントスのストライカー、フェルナンド・ジョレンテとマンチェスター・シティのエディン・ジェコに対して巨額のオファーを送る準備を進めているとスペインで報じられている。『LA SEXTA』によれば、バレンシアの新オーナーとなったピーター・リム氏はクラブをトップレベルへ引き戻すために今夏の移籍ウィンドウで大量の資金を投じる準備があるという。
ジョレンテは去年の夏にアスレティック・ビルバオからユヴェントスへ移籍。シーズン当初はフィジカルコンディションの問題で出場機会が少なかったものの、最終的にカルロス・テベスと素晴らしいコンビを築き上げ、クラブの3連覇に大きく貢献した。しかし、ビルバオからはフリートランスファーで加入しているため、ユヴェントスとしては29歳のFWに高値がつくのであれば売却もいとわないようだ。
また、リム氏はボスニア代表のジェコにも興味を持っており、ジョレンテの獲得費用とあわせて6000万ポンド(約102億円)を支払うつもりであるという。シティは資金が潤沢なクラブであるが、ジェコは絶対的な存在であるとは言いがたい。28歳という年齢を考慮すれば、売却の道へ向かってもおかしくはないだろう。