5月12日、『Telegraph』は「ウエスタンシドニー・ワンダラーズのMFヤコポ・ラ・ロッカは、小野伸二選手が退団するため来季は難しくなると話した」と報じた。

クラブ創設からわずか2年でAFCチャンピオンズリーグ・ベスト16に進出するという快挙を達成したウエスタンシドニー・ワンダラーズ。今季のAリーグではレギュラーシーズンで2位、グランドファイナルでも準優勝となりタイトルは逃したが、良好な結果を残した。

しかし現在のオーナーであるオーストラリアサッカー連盟はクラブを他の所有者に移そうとしており、経営に関しては現在動くに動けない状態。その中で小野伸二選手がコンサドーレ札幌へ、オーストラリア代表MFアーロン・ムーイがメルボルン・ハートへ去ることが決定。さらにMFユスフ・ヘルシも退団が決まっている。

彼らの最後の試合は5月14日に行われるACLベスト16セカンドレグ、サンフレッチェとのホームゲームとなる。ファーストレグでは3-1で敗北しているため、少なくとも2点以上を奪っての勝利が必要だ。

チームの中盤の要となっているヤコポ・ラ・ロッカは、「小野伸二がいなくなる来季は厳しい」と話した。

『Telegraph』

ヤコポ・ラ・ロッカ

「彼なしで迎える来期は難しいものになるだろう。彼が最後の試合で我々を助けてくれることを願っている。彼はとても素晴らしい選手であり、大事な存在だ。だからそれをやってくれると思っているよ。

(グランドファイナル、広島とのファーストレグに連敗した)

難しい状況だった。とはいえ、今それを言ったところで何もできやしないよ。グランド・ファイナルで負けた。広島で負けた。しかし、もし準々決勝に進みたければ、ここで勝つしかないんだ。

あの試合の後、我々は話し合った。誰もができると考えていた。常にチャンスを作り出し、2つのゴールを奪って勝利することが可能だとね。

あのときよりも、今の方が全ての面で良い状態だ。我々は水曜日までの2日間、心を整えておくんだ」

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