5月3日、ブリスベン・サンコープスタジアムで13-14シーズンのAリーグ・グランドファイナルが開催された。

レギュラーシーズンを首位で終えたブリスベン・ロアと、2位で決勝に勝ち進んできたウエスタンシドニー・ワンダラーズが決勝に臨み、激しい戦いを繰り広げた。そして延長戦の末、ブリスベン・ロアが逆転勝利をあげた。

試合開始からしばらくはブリスベンのパス回しがぎこちなく、昨年も決勝を経験しているウエスタンシドニー・ワンダラーズがペースを掴んだ。

しかし、徐々に落ち着きを取り戻したブリスベンが20分辺りから攻勢に出て、サイドでのボールキープとブラッタンのゲームメイクで試合を支配していった。その結果、前半は0-0のまま終了する。

後半に入るとウエスタンシドニーがプレッシャーを強めたことで勢いを取り戻す。そして56分に小野伸二のコーナーキックからスピラノヴィッチがヘディングを決め、ウエスタンシドニーはこの試合の初シュートが先制点となる幸運に恵まれた。

逆にチーム得点王のベリシャがチャンスをものに出来ず、ツキがない展開だったのがブリスベン。しかし、得点が入ったことによってウエスタンシドニーが後方に引き、厚みのある攻撃を仕掛けることに成功する。

86分にはトーマス・ブロイヒのフリーキックから、ここまで運に見放されていたベリシャがヘディングを決め、試合を振り出しに戻す。

さらに延長戦後半が始まってまもなく、波状攻撃から途中出場のエンリーキが決勝点をあげ、ついに逆転に成功。このリードを守り切り、2年ぶり3回目となる優勝を決めた。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介