この日、奈良県を訪れたアレハンドラさんは、日本の公衆トイレに掲げられた案内標識を見て、このようにツイートしたのだ。

“整然さ、秩序、敬意、全てがぴったりはまっていて印象的…言葉が出ないわ…"

さらにアレハンドラさんは、日本の多目的トイレの様子を写真付きで紹介。観光名所が数多くある奈良県で彼女がまず投稿したのは、意外にも日本のトイレであったのだ。

アレハンドラさんは2009年に自身の財団を設立し、これまで障がい者の権利を社会に訴えてきた。彼女の名前をインターネットで検索すれば分かるが、ユニセフのHPにも彼女の言葉が掲載されている。

そんなアレハンドラさんの胸を、この国の日常が打った。

車椅子でも自由に動ける出入口、海外の利用客でも分かりやすい案内図、さらには、誰でも利用できる多目的トイレの普及。その全てが彼女にとっては印象深かったことだろう。

おもてなしの国、ニッポン。その肩書きは決して間違いではないのかもしれない。

そして迎える翌12日。セレッソ大阪は2シーズンぶりにガンバ大阪との大阪ダービーに挑む。日本を代表する激しいダービーマッチに、アレハンドラさんは一体何を感じるのだろうか。

アレハンドラ・フォルラン


【リンク】Fundación Alejandra Forlán

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