スコットランド・プレミアリーグで11勝2分けと、無敗で首位を快走するレンジャーズ。

48歳(就任時)で初監督を務めるアリー・マッコイスト監督の下、CLとELの予選でこそ不覚を取ったものの順調なシーズンを過ごしている彼らだが、11月に入ってなにやらチームに異変が起こっているようだ。

左から、ケニー・マクドウェル助監督、マッコイスト監督、イアン・デュラントコーチ

9月にミランの“ヒゲ"キャンペーンをお伝えしたが、あちらがスポンサーの企画であったのに対し、今回のレンジャーズはチャリティー。

これは“Movember"という、言うなれば毎年10月に行われている「ピンクリボン」運動の男性版。ピンクリボンが乳がんの早期発見を呼びかけているのに対し、“Movember"は前立腺がんや睾丸がんという男性特有のがんに対するキャンペーンで、「ヒゲ」を意味するスラングの“Mo"と、「11月」の“November"をかけてその名が付けられた。

“Movember"の参加者はまず 公式サイトに登録。そして、11月の一ヶ月間ヒゲを伸ばし続けることで自らキャンペーンの広告塔となり、サイトに経過写真などをアップして寄付金を募るほか、普段とは違う見た目で周囲にアピールしたり、がんの検診を受けたりと、この問題に積極的に取り組んでいく。

2003年にオーストラリアで始まった“Movember"はピンクリボンと同様、急速に認知度が上昇中。レンジャーズはクラブが運営する財団のチャリティーパートナー、前立腺がんチャリティー(The Prostate Cancer Charity)が寄付金の受領団体ということもあり、昨年からこのキャンペーンに参加している。ちなみに、上の写真はいずれも付けヒゲのようだ。(伸ばす前のため)

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