今年5月、カタール資本によって買収され、夏には大型補強を行ったフランスのパリ・サンジェルマン(以下PSG)。10節終了時点でリーグ・アンの首位に立っている彼らだが、ピッチの外でも快進撃が続いているようだ。今季これまでのユニフォーム売上はライバルであるマルセイユ、リヨンを上回る好調ぶりで、記録的な水準になるのではないかといわれている。国内ではユニフォームが品薄となっており、PSGはサプライヤーのNikeに対して、1週間以内に2万枚のシャツを製造工場があるタイから取り寄せるよう求めたとのことだ。
もっとも人気があるのは、攻撃の全権を担うアルゼンチン代表のパストーレ(下写真・左)と、得点ランクトップのフランス代表FWガメイロ(同・右)。そこにネネー、メネーズと、やはり攻撃的なタレントが続いている。
さらにPSGは先日、ロサンゼルス・ギャラクシーとの契約が今季で切れるベッカムの獲得が確実と報道されるなど、“底上げ”にも積極的。もちろん彼らが今夏補強で費やした100億円規模の支出に比べれば微々たる収入増に違いないが、パリという世界でも有数の大都市をホームとしていることを考えると、フランス国内だけでなく国外でも、今後PSGの存在感が高まっていくことは間違いなさそうだ。
(筆:Qoly編集部 O)