ハワード・ウィルキンソン

悲惨な成績に終わったクラブ:サンダーランド

指揮した年:2002年10月10日~2003年3月10日

所属した主なクラブ:シェフィールド・ウェンズデイ、リーズ・ユナイテッド、イングランドU-21代表など

現役時代はウインガーとしてブライトンやボストン・ユナイテッドで長く活躍。下部リーグで数々のタイトルに輝いた名選手だった。

ただ、ハワード・ウィルキンソン監督が過ごした悲惨な時代のことは、サンダーランドのファンが思い出したくないものの一つだろう。彼の時代に記録された勝率はわずか10%であった。

2002年10月にサンダーランドの監督に就任したとき、クラブはすでに残留の危機に瀕していた。そこで選ばれたのは6年間ほどイングランドサッカー協会での仕事に関わっていたウィルキンソンだった。

6年間ほどクラブチームでの指揮経験がない彼を選んだことに批判の声もあり、不穏な雰囲気の中でウィルキンソンも地元記者と衝突する事件も起こしてしまった。

サンダーランドは最終的に当時歴史上最少だった勝点19に終わって2部へと降格。ウィルキンソン自身もその後中国で短期間指揮をとったあとは監督を引き受けておらず、アシスタントコーチやテクニカルディレクター、アドバイザーなどの仕事に移っている。

歴史上「最も早く退任した監督」ワースト10

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

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