3位:フェラン・トーレス

移籍先:バルセロナ

移籍した年:2022年1月

移籍金:4670万ポンド(およそ94.53億円)

フェラン・トーレスがマンチェスター・シティに所属していた時間はとても短いものだった。その1年半はコロナ禍の最中で無観客試合も多く、シティのファンは彼のプレーを間近で見る機会が少なかった。

バレンシアの下部組織で育った彼は、10代からトップチームの一員として活躍を見せ、チャンピオンズリーグにも出場。19歳と254日でラ・リーガに50試合出場し、クラブの最年少記録も更新した。

そして2020年にマンチェスター・シティへと加入。この際には2300万ユーロの移籍金が動いたとされている。ただ2021-22シーズンは怪我の影響で出場機会が限られる状況となり、シーズン途中にバルセロナへの移籍が決定した。

その際には5500万ユーロ+最大1000万ユーロのボーナスという移籍金が約束されたと言われており、シティはわずか18ヶ月で彼の価値を2倍以上に高めたことになる。

2位:ラヒーム・スターリング

移籍先:チェルシー

移籍した年:2022年

移籍金:4750万ポンド(およそ96.15億円)

リヴァプールの下部組織で育ったスターリング。2012年に17歳と107日でウィガン・アスレティック戦に途中出場し、クラブで3番目に若いデビューとなった。

鋭いドリブルで存在感を見せた彼は2014-15シーズンを最後に契約更新を拒否し、マンチェスター・シティへの移籍を決断。メディアの報道では4400万ポンドから4950万ポンドの取引だったという。これはイングランド人選手としては歴史上最も高額な移籍金であった。

ジョゼップ・グアルディオラ監督の指導を受けた彼は、単なるウインガーから「ゴールを決められるウイング」として才能を開花させ、長くチームの中心として活躍した。

そして2021-22シーズンを最後にシティを離れることを決め、チェルシーへと移籍。この際には4750万ポンドで取引が行われたという。